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第22回 『話題の人工膝関節 ~何が違うの?単顆(片側)置換術~』

第22回 『話題の人工膝関節 ~何が違うの?単顆(片側)置換術~』
膝の人工関節手術には、関節全体を人工物に置き換える「全置換術」と、関節の一部のみを置き換える「単顆(たんか)置換術(片側置換術)」があります。人工膝関節手術を受けられる患者さんは近年増加傾向にあり、「単顆置換術」の割合も増えてきています。そこで、今回は医療法人社団博栄会 赤羽中央総合病院 整形外科部長 野村将彦先生に単顆置換術についてお話を伺います。 全置換術と単顆(たんか)(片側)置換
第21回 『股関節治療の発展を支える縁の下の力持ち~日本股関節研究振興財団~』
普段、患者さんが目にする医師は、診察して薬を処方したり、処置や手術をおこなったりと、医療現場で診療にあたっている姿がほとんどですが、同時に、治療の発展のために医学研究を行って発表し、また常に新しい情報を収集してより質の良い医療提供に努めています。今回は、そのような医師を支援し、さらには市民への啓もう活動を行いながら運動器の健康と福祉の増進を支えている公益財団法人 日本股関節研究振興財団についてご紹
第20回 『満足度の高い人工関節置換術を受けるために』
手術を受ける患者さんは、当然『術後に高い満足度を得たい』と、期待していらっしゃるでしょう。今回は、そのために重要なポイントを、人工股関節・人工膝関節の手術をともに年間100例程されている、大阪市の住友病院 人工関節センター長 渋谷 高明先生に伺ってきました。 先生が考える満足度の高い関節置換術を受けるための重要なポイントは? 術後の患者満足度を左右するものは? 『いい人工関節
第19回 『ここまで進化した人工股関節インプラント』
日本で、一年間に人工股関節の置換術を受けられる患者さんは約5万人と報告されています。人工股関節(インプラント)の形状や手術法がおおよそ現在の形となってからも50年以上の歴史のある医療技術ですが、最近のインプラントの進化について、JCHO星ヶ丘医療センター 整形外科部長の原口 圭司(はらぐち けいじ)先生にお話を伺いました。 人工股関節インプラントの進化 インプラントの多様性による患
第18回 『人工膝単顆置換術=UKAとは』
現在、日本で行われている人工膝関節手術は、膝関節をすべて人工物に置き換える人工膝関節全置換術が9割以上をしめていますが、近年、関節の一部のみを人工関節に置換する「人工膝関節単顆置換術(人工膝関節片側置換術)が増えつつあります。そこで、今回は人工膝関節単顆置換術の経験豊富な我汝会さっぽろ病院 整形外科 浜口英寿 先生にお話を伺います。 人工膝関節単顆(たんか)置換術 :Unicompart
第17回 『人工関節で取り戻したプロゴルファーとしての人生』
今回は、2009年に人工膝関節置換術を受け、翌年の米国PGA(プロゴルフ協会)ツアーで復帰第1戦を見事優勝で飾った米国プロゴルファー、フレッド・ファンク氏の物語をご紹介します。 プロゴルファーと人工関節 プロゴルファーとしての人生を再び 最後に プロゴルファーと人工関節 人工関節の手術を受けたプロゴルファーと言えば、人工股関節置換術を受けたジャック・ニクラウス氏が有名
埼玉協同病院
整形外科部長
仁平 高太郎 先生
[caption id="attachment_1851" align="alignleft" width="174"] 埼玉協同病院整形外科部長仁平 高太郎 先生[/caption] 1970年代に人工股関節置換術が日本に導入され、今では年間約4万件の手術が行われるようになりました。その間、インプラントや手術方法などさまざまな進化を遂げています。今回は人工股関節手術のこの20年間の進歩につ
福岡和白病院
リウマチ・関節症センター長
林 和生 先生
[caption id="attachment_1814" align="alignleft" width="137"] 福岡和白病院リウマチ・関節症センター長林 和生 先生[/caption] 平成22年3月に『股関節痛を自分で治す本』がマキノ出版から発売されました。この本は、著者が指圧整体院の院長である大谷内 輝夫おおやち てるお先生で、それを整形外科医師が監修しているという非常に珍しい
第14回 『人工股関節再置換術』
[caption id="attachment_1799" align="alignleft" width="120"] 大阪大学医学系研究科器官制御外科学助教坂井 孝司 先生[/caption] [caption id="attachment_1800" align="alignleft" width="120"] 大阪大学医学系研究科運動器工学治療学教授菅野 伸彦 先生[/caption
日産厚生会 玉川病院
松原 正明 先生
[caption id="attachment_1787" align="alignleft" width="152"] 日産厚生会 玉川病院松原 正明 先生[/caption] 日産厚生会 玉川病院 股関節センターでは、年間約400例の人工股関節置換術が行われ、うち80例が両側同時人工股関節置換術です(平成20年度実績)。さらに、この病院では手術後の行動制限(脱臼予防)がありません。そこで