私たちが、ごく当たり前のようにしている動作にものすごい事実が隠されていることがあります。そのひとつが"2本足で歩く(二足歩行)"ということです。最近テレビなどでよく報道されていた2本足で歩くレッサーパンダ、風太くんが歩く姿に視聴者の方は驚かれましたが、"人が歩く"ことは全く当たり前のこととして考えられています。
すなわち二足歩行は、哺乳類の中でも、また現在生息している霊長類の中でもきわめて特異な
その膝の痛みあきらめていませんか?
長年膝を使っていると軟骨がすり減り、痛みと共にO脚などの変形が目立ってきます。痛みのため立ち上がる際に両手の支えが必要になったり、長い距離を歩くことが難しくなってきます。特に階段の昇り降りでの差し込むような痛みに悩まされる方が多いようです。軟骨が重度にすり減ってしまった場合には、人工関節が痛みの救世主と成りえます。
人は脚から老いるといわれます。脚の痛み
最近は目的地に正確に到着できるようナビシステムを自動車に装備することも少なくありません。人工股関節の手術においても同じ原理を用いて、より正確な手術を行うことを目的としてナビゲーションシステムがあります。このコラムではナビゲーション手術の実際について触れさせていただきます。
1.人工関節置換術とは
人工股関節置換術は変形した関節を取り除き、金属、セラミック等で組み合わせてできた人工の関節を挿入す
変形性膝関節症における人工関節手術
高齢化社会の到来で、膝の痛みを感じている患者さんは年々増大しています。ご高齢の患者さんの膝の痛みの原因になる最も多い病気は変形性膝関節症といいます。加齢とともに膝の軟骨が磨り減って、膝が痛む病気です。軟骨が残っている場合には、痛み止め、湿布、リハビリや膝の注射などで痛みは楽になりますが、軟骨がなくなってしまうと、人工関節が最もいい治療法になります。膝の痛みのせ
日本人と変形性股関節症
股関節に痛みを引き起こす病気には変形性股関節症があります。その名のとおり股関節の骨が変形してしまう病気です。関節の中には軟骨といって、関節をスムーズに動かすためのクッションが入っているのですが、それが次第に磨り減ってしまい、最後には骨まで削られてしまうという病気なのです。この病気になると歩くことが不自由になり、ひどい場合には夜も痛みで眠ることができなくなります。変形性股関
福岡県 Mさん(手術時年齢64歳) 病名:変形性股関節症
1、手術前の状態は?
腰からお尻にかけて痛くて、歩くのがいやでした。病院に行って注射や薬もらっても、痛くて夜眠れずつらかったです。
2、手術をしたきっかけは?
手術をしなくてはいけないと言われた時は驚いたが、夜も眠れないし手術することにしました。してみたら、痛みが全然なくなり、周りの人たちにも驚かれました。
3、受けて
長崎県 Hさん(手術時年齢 61歳) 病名:変形性股関節症
1、手術前の状態は?
座って立つのが大変でした。あれもこれもできないと、考えが否定的になっていました。
2、手術のきっかけは?
良いほうの足にばかり体重をかけていたら、膝に水が貯まるようになり、このままだと良いほうも悪くなると思ったので決めました。
3、手術を受けてみてどうですか?
手術は長くかかるのかと思っていた