関節の病気 | 人工関節の広場

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関節のはなし

 関節のはなし

関節は、骨と骨のつなぎ目にあたる部分です。(ひざ)や足首、肩や肘、あごなど、人の体にはいくつもの関節があります。これらの関節を動かすことで、歩く、しゃがむ、物をつかむなど、人間が生活する上で必要な動作が可能になります。

骨と骨は堅いもの同士です。堅いもの同士が直接触れあうと、お互いの堅さで骨がすり減ってしまいます。
そこで、正常な関節部分の骨の表面は、軟骨(なんこつ)というなめらかな層でおおわれています。軟骨には神経や血管がありません。水分が多く、関節にかかる衝撃を吸収し、関節をなめらかに動かす役目があります。さらに関節部分は関節包(かんせつほう)という袋のようなものでおおわれていて、その内側にある滑膜(かつまく)という膜から、潤滑油の役割をする関節液(かんせつえき)が分泌されています。このようにして、痛みを感じることなく自由に関節を動かすことができるのです。

関節の中でも、股関節(こかんせつ)(ひざ)関節は“体重を支えながら動く”という人間の基本的な動作に、重要な役割を果たしています。
関節を動かすためには、その周辺にある筋肉を使いますが、関節に問題が生じて痛みが出たり関節の動きが悪くなったりすると、関節を動かさないでいることが多くなります。すると、その関節の周辺の筋力が低下してしまい、さらに関節が動きにくくなる、という悪循環を生んでしまいます。
長い生涯にわたって、より快適な生活をおくるためには、関節に負担をかけないようにしつつも、関節の周辺の筋肉をきたえることが大切です。

筋力トレーニングのページ

 股関節(こかんせつ)のはなし

 股関節(こかんせつ)
大腿骨(だいたいこつ)(太ももの骨)の上端の骨頭(こっとう)(丸くなっている部分)が、寛骨臼(かんこつきゅう)臼蓋(きゅうがい)骨盤(こつばん)のくぼみ)にはまり込むような形になっています。
正常な股関節では、骨頭のおよそ4/5が寛骨臼に包み込まれています。そのため、安定性がよく、周辺の筋肉を使って前後、左右、あるいは回したりと、自在に動かすことができます。
歩行時には体重のおよそ3倍の力が加わります。

 大腿骨(だいたいこつ)
大腿骨(太ももの骨)やすねの骨(脛骨)、腕の骨などは、その形状から長管骨(ちょうかんこつ)と呼ばれています。
長管骨の中央には髄腔(ずいくう)と呼ばれる空洞があり、ちょうど筒のような形になっています。
人工股関節全置換術(じんこうこかんせつぜんちかんじゅつ)では、この髄腔を利用して人工関節(じんこうかんせつ)を設置します。

 中殿筋(ちゅうでんきん)
股関節を動かす筋肉の中でも、中殿筋は、立ったり歩いたりするときにとても重要な役割をはたします。中殿筋は、骨盤の骨と大腿骨(太ももの骨)を結んでいます。
片足で立ったときにバランスを保っていられるのも、この筋肉がしっかりと働いているからです。中殿筋の力が弱いと、骨盤を支えることができず体が傾きます。そのため、歩くときに体が左右にゆれてしまいます。

中殿筋をきたえる運動

 (ひざ)関節のはなし

 (ひざ)関節

(ひざ)関節は、大腿骨(だいたいこつ)(太ももの骨)と脛骨(けいこつ)(すねの骨)、そして膝蓋骨(しつがいこつ)(ひざのお皿)で構成されています。脛骨の外側には腓骨(ひこつ)が骨が寄り添うように存在します。

関節部分の脛骨(けいこつ)はほぼ平らな形をしています。その上を、凸状の大腿骨(だいたいこつ)が転がりすべるようにして動きます。
平らな板の上を丸いボールが転がるところを想像すると、それはとても不安定であることがわかります。そこで、(ひざ)の関節を安定させるために、骨と骨をつなぐ(じん)(たい)が重要な役割を果たします。


ひざ関節(横から見たところ)


関節の中では、骨の表面はなめらかな軟骨(なんこつ)でおおわれ、そのすき間には半月板(はんげつばん)があります。関節部分は関節包(かんせつほう)でおおわれています。その内側の滑膜(かつまく)は潤滑油の役割をする関節液(かんせつえき)を分泌します。
軟骨、半月板、そして関節液のはたらきによって、(ひざ)関節は非常になめらかに動くようになっています。

(ひざ)の曲がる角度は、最大で約150度です。これは正座をするときの角度です。しゃがむ時には約120度曲がります。歩くときには約60度曲がります。


膝関節(正面から見たところ)
青字をクリックすると説明がでます

関節液 半月板 関節軟骨 滑膜


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